adidasはAlphaBounce Instinctを7月5日に発売する。アッパーにエンジニアードメッシュアッパーを使用し、Bounce tecnology、Adaptive Torsion System(Sカーブモデル)を搭載した最新型のランニングモデルで、アウトソールにはContinental rubber outsole を搭載している。最大の特徴の一つは厚いミッドソールと、ミッドソールまで延伸されているフィッティングレースで、このアイディアで良好なBounce cushoningを確保している。新型のAdaptive Torsion Systemに換装されたことで、フォアフットの動きを独立させることできて、ランニング動作に好影響を及ぼすこともできた。カラーオプションはblack、white、grey、orangeの4styleで、価格(MSRP)は$120 USDに設定されている。このタイプのモデルとしては低価格に設定されている。
adidasのランニングトレイナーは低価格帯を重視しているのが特徴で、同じ7月5日発売のDeeruptも$100 USDというリーゾナブルな価格に設定している。この傾向はランニングトレイナーにとどまらずSkateboarding Shoeも同じで、なんと$60 USDという低価格を実現している。この作戦は極めて効果的なアイディアで、Nikeに強力なインパクトを与えることになる。
もともとadidasはNikeに対して低価格なのが特徴だった。1991年にNikからadidasにヘッドハントされたRobert Strausser(元Nike副社長)は、adidasの強みを低価格と常に指摘していた。Nikeはソールの付加価値で価格を引き上げてきたが、adidasは伝統的に金属製のスパイクシューズで低付加価値、低価格を達成してきたのである。adidasはこの教訓を現在でも理解していて、低価格化に踏み込みつつある。
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