Herbert Hainer, CEO of adidas Group |
Adidasグループの速報ベース売上高は148億ユーロ(前期比2%増)、純利益は6億5,000万ユーロ(同18%減)である。西ヨーロッパはなんとか前年比を上回ったが、北米は今期も不振で、売上はUnder
Armourに抜かれたと見られている。
Hainerは去年の3月4日に2017年までのadidas A.G.会長兼CEO留任が発表され、5月8日の株主総会で続投が承認された。業績再建のためにRockportをNew
Balanceに売却し、北米現地法人のトップも去年入れ替えた。しかしこんなことで低迷を脱するとは本人も思っていないだろう。adidasの問題はすでにR&Dやデザイン、マーケティングやオペレーションの問題ではない。Nikeと対決するのではなく、Under
ArmourやAsicsと競合する、中堅ブランドとしての生き残りを考えるべきである。ローカルブランドとしてみれば、adidasは素晴らしい資産を保有していることに、Hainerは一日も早く気付くべきである。
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