adidas Ultra Boost Uncaged Burgundy
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Ultra Boost は2015年の発売当時、TPU成形パーツのヒールカウンターと3ストライプケージを搭載していた。この方式がデザインよりは強度上の観点から採用されたのは明らかで、当時のPrimeknit使用はリスクゼロではなかったのである。Ultra Boost Uncagedは3ストライプケージを除去したモデルで、改良によってサイドウォールの強度が十分に保障されたことを物語っている。
adidas Ultra Boost Uncaged Burgundy
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adidasはこの改良がミニマル化につながったと説明しているが、実際にはそれ以上の効果があった。Primeknitアッパーはニッティングパターンが成功を左右するから、3ストライプ除去はモデルの販売を左右するほどの重要性を持っている。3ストライプはadidasのアイデンティティのように思われているが、時には制約にもなる。Ultra Boost Uncaged は3ストライプケイジの除去で、アッパーデザインの選択肢が一気に拡大したのである。
Ultra Boost Uncaged は2016年6月のサマーコレクションで本格デビューした。ホリデーには追加カラ−が散発的に投入されたが、市場投入が本格化するのは2017年からである。Adidasの戦略モデルは2016年がNMDだったが、2017年はUltra Boost Uncagedが最重要育成モデルに浮上するというのはスニーカーブロガーの一致した見解である。
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