2014/06/27

Nike reports Fiscal 2014 Results

Fiscal 2014 revenues $27.8 billion, up 11 percent

Nike(HQ:Beaverton, OR)は2014年5月期第4四半期と年間業績を6月26日午後1時15分(PT)に発表した。連結売上高は277億9,900万ドル(前期比10%増)、純利益26億9,300万ドル(同9%増)となった。
アナリストの間では、コストアップと競合激化で業績スローダウンを予測する向きが多かった。しかし発表は予想に反し、3月発表されたadidas(2013年12月期)業績をはるかに上回った。特に注目が集まっていたのは収益力低下だったが、粗利益率は44.8%(前期43.6%)で上昇に転じている。粗利益率は商品競合力を直接反映するから、R&Dと流通コントロールが改善されていることを示している。
Mark Parker, President and CEO of Nike, Inc.
もう一つ話題を集めてきたadidas、Under Armourとの競合は、完全に払拭された。西ヨーロッパ売上は49億7,900万ドル(同19%増)、中・東欧売上は13億8,700万ドル(同13%増)で、EU市場ペネトレーションが順調に進んでいることを示している。しかもこの好調はadidasの前庭で達成したのだから、Parkerも結果に十分満足しているだろう。NIDAS(Nike x adidas)の勝負はすでについているのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿