Nike Air Max Zero SI |
しかし2016年は一転してadidas優位に逆転した。Nikeがこれだけコテンパンにやられたのは、スニーカー売上高が世界No1になった1989年以来初めてである。しかもたった1年で優位は逆転してしまった。
Nike Air Max Thea Ultra Flyknit |
現代のスニーカー市場イニシャチブは市場シェアで決定されるのではない。市場インパクトで決まる。かつてのスマートフォーンはモバイルフォーンに比較してほんの一握りのシェアだったが、市場インパクトは圧倒的にスマホの方が強力だった。それと同じことがスニーカー市場で始まった。
Nikeは2016
Holidayから2017年1月にかけてAir Max Zero Essential、Air Max Thea Ultra
Flyknit、Air Max Zero SIを連続市場投入した。いずれもNikeを代表するHrbrid modelで、しかもEssential以外の2モデルは女性専用モデルである。
Nike Air Max Zero Essential |
この布陣は、Nikeが2017年に本気でadidas反撃に転じたことを意味する。Adidasの優位はNMD、Tubular、Yeezy、EQT、Ultra BoostのHybrid
modelが女性客を吸引し、Nikeのアスリ−トスタイルを圧倒したのが原因だった。メジャーリーグとカレッジチームをベースにしたアメリカンスタイルのスニーカーは、ヨーロッパスタイルのスニーカーとの競合に限界を露呈したのである。Air Max TheaとAir Max Zero はNikeが保有する数少ないクラシックシルエットのHybrid modelで、今のところadidasのHybrid modelに対抗するにはAir Maxシリーズくらいしか有効モデルは存在しない。そこでNikeはAir Max の第2世代モデルを使用して、2017年にadidasに正面攻勢をかけることにしたのである。
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