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Nike Tanjun |
Nikeの2018年第1四半期ベストセラーモデルが明らかになった。Matt Powell(NPD Group Inc.,)が5月31日発表した。NPD(Port Washington,NY)はマーケットリサーチ企業で、フットウェアのリサーチでは定評がある。販売期間は2018年1~3月の第1四半期で、データは販売金額ベースである。
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Nike Huarache |
ベストテンは6位にConverseが入っただけで、残り9モデルは全てNikeが占めた。ConverseはNike子会社だから、10モデル全てをNikeグループで占めたことになる。
トップ販売モデデルはTanjunで、2015年12月に発売されたランニングトレイナーである。Tanjunは2012年に発売されたRosheのスピンオフで、Rosheが好評だったために、Roshe(70ドル)より低価格のスピンオフモデルとして発売された。TanjunはNPDデーターで、2017年に最も売れたモデルにもなっていて、Nikeでここ2年は最高のヒットモデルである。Rosheは2012年に当時は破格の70ドルで発売されヒットモデルになったが、その後価格引き上げやスピンオフの大量投入で失速してしまった。やはり低価格はマスセールスの基本中の基本なのである。
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Nike Flex Contact |
2915年から失速していたAir Jordanは2、3、8位に入った。いずれもオリジナルのメイクオーバーで、低迷挽回の努力が実った。4位の Air Max 270は1993年に発売されたライフスタイルモデルで、今年は25周年アニバーサリーである。Air VaportMaxに次ぐ2018年Nike期待モデルで、今のところは順調に成長している。Huarache(5位)は1月にAir Huarache Drift を発売し、カラーモデルを大量投入して市場を力でねじ伏せてホットアイテムに育成した。Revolution 4(7位)、Flex Contact(10位)はいずれも低価格、ミニマリックなローコストランナーで、Tanjunに近いマスセールスモデルである。
前年同期はadidasモデルもランクインしていたが、今期は姿を消した。第1四半期のNike優位は否定できない。adidasも販売は好調であるが、Nikeの低価格モデル攻勢が効果を上げたと見るべきだろう。
The 10 Best-Selling Sneakers of 2018 1Q
1 Nike Tanjun
2 Air Jordan 11 Low
3 Air Jordan 1 High OG
4 Nike Air Max 270
5 Nike Air Huarache
6 Converse All Star Lo
7 Nike Revolution 4
8 Air Jordan 9 Retro
9 Nike Air Force 1 Low
10 Nike Flex Contact
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