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LeBron James‘Together’Comercial cover image |
Nike(HQ : Beaberton, OR)は10月30日、TVコマーシャル‘Together’を放映した。LeBronがチームに“One team. One city. One
goal.”と呼びかけ、それにCleveland Cavaliersチームと市民が応え、市全体が一つにまとまってゆくというストーリーになっている。LeBronのCleveland復帰第1戦に合せたリリースで、エンドースモデルLeBron 12も同日発売された。コマーシャルは11月中、全国ネットワークとスポーツチャンネルで放映される。
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LeBron XII , Image from Nike |
フィルムにはLBJの母親、高校時代のコーチ、LeBron James Family
Foundationの子供達、それに大量のファンが出演している。またチームからKyrie Irving達がカメオ出演するなど、チームと地元ファン総動員のコマーシャルである。
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LeBron XII , Image from Nike |
制作は例によってWieden
+ Kennedyで、Derek Jeter Tribute
Commercial(7月15日リリース)と同様のフィロソフィーを打ち出した。Nikeは2009年にCAAと提携した時から、スポーツイベントとR&Dを統合する手法を磨いてきた。最近ではスポーツを超えて、市民生活との統合まで進んできた。Clevelandは依然として財政危機が続いており、人種的な軋轢も多発している。LeBronの“One team. One city. One
goal.”という呼びかけは、Cavaliersではなく、Cleveland市民への呼びかけになっているのである。
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LeBron James was interviewed at Press Conference LeBron XII , Image from Nike |
adidasとここまで大きな業績格差がついたのは、Mark ParkerとHerbert Hainerのクエリエイティビティだけの問題ではない。企業のカルチャーそのものに格差がついてしまっているからなのである。かつてadidasが世界のフットボールサポーターを囲い込んだように、Nikeは世界銃のマイノリティを味方に取り込んできたのである。
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