Herbert Hainer, CEO of adidas Group |
西ヨーロッパ(同9%増)と中華圏(同9%増)は好調だったが、北米(同7%減)とアジア(同2%減)は低迷している。北米とアジアは去年も減収だった。どうやらこの2地域はadidasのウィークポイントになりつつある。
adidas Headquarter, Herzogenaurach, germany. |
adidasの業績を支えているのは直販小売で、3億9,600万ユーロの増収を達成した。卸売り(€276M増収)をはるかにしのぐ増収で、短期的には多店化推進で急場はしのげる。
しかし長期展望となると、北米の不振は悩ましい問題である。adidasのR&D能力はNikeと10年近いギャップが生じており、プロダクトでNikeを越えるのは不可能に近い。Nikeとの正面対決を避けて、サッカーとアーバンスタイルに的を絞れば、ローカルの中堅ブランドとして好業績を維持できるのは確実だが、adidasのエグゼクティブにはその選択肢は欠落している
*Change y-o-y in euro terms : 以下同じ
**Net income attributable to shareholders
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