NikeはCortez Basic Nylon Long Beachを6月1日発売した。ナイロンメッシュにスウエードレイヤーのアッパー、フォームミッドソールのコンストラクションで、カラーオプションはblueの1 styleだけである。ネーミングのLong Beach はLong Beach Countyから取られており、ヒールにLBCの刺繍が施されている。この他にヒールタブにはLong Beach、トングーの裏面には1972、2017、インソールにはXLV(=46)がプリントされ、おまけにLace Locksまで搭載するという念の入れようで、これで定価(MSRP)$100USDなら十分リーゾナブルだろう。
アッパーに採用されたブルーはSouthern Californiaのシグナチャーカラーで、初期のCortezでも採用されていた懐かしのCalifornia Blueである。Cortezは発売後短期間でヒットアイテムとなり、当時のSouth BayのビーチはLevi‘s 501、Nike Cortez、Hang Ten Border Shirtsの若者が氾濫した。
Cortezが発売された1972年はストリートギャングCrips がSouthern Californiaで勢力拡大の真っ最中だった。当時のストリートギャングはそれぞれシグナチャーカラーを保有していて、Cripsはブルーだった。今回のモデルはCalifornia Blueがテーマカラーになっているので、当時のギャングカルチャーへのノスタルジアだというブローガーもいる。
Cortezは2017年に45周年を迎え、5月に入ってからアニバーサリーモデルのメイクオーバーが急増している。すでにCortez Glitter Pack(5月14日)、Racer Pink(5月24日)、Classic LX(5月30日)を発売しているが、この他にもClassic Satin(6月1日)、Basic Nylon Premium(6月1日)、Basic Nylon Compton(6月1日)、Jewel QS(6月3日)などを連続投入している。
いずれもウイメンズサイズ中心で、ミッドサマーのウイメンズトレイナーをCortezで占拠する意図が明白である。2017 Springは徹底したAir Max系モデル作戦だったが、SummerはCortezに切り替わった。これでNikeの2017年後半はAir Max系とCortezの2本立てに強化された。これからLabor Day(9月第1月曜日)まで3カ月間続くサマートレイナー商戦で、Cortezは主役を務めることになる。
Follow the Nike Cortez
0 件のコメント:
コメントを投稿