Rom Zissouは2004年公開映画The Life Aquatic with Steve Zissou(DIR: Wes
Anderson)で、Bill Murrayが履いていたclassic
Romのカスタムモデルである。ファンの間ではadidas Rom Zissouと通称され、公開後もカルトファンを魅了してきた。
映画はWes Anderson監督の海洋アドヴェンチャーコメディで、Andersonはエスプリの効いたデイレクションとスタイリッシュな映像作りでクリティークに定評がある。サウンドトラックにもDavid BowieのZiggie StardustやStarmanを使用し、パフォーマーにSeu Jorge(Brazil)を起用するなどアーチスティックな作品として一部のファンに人気が高かった。
Anderson は作品で使用するプロダクトをホットアイテムに育成することでも定評があり、The Royal Tenenbaums(2001)ではLacosteテニスドレスとadidasトラックジャケットを流行らせた実績もある。The Life Aquaticでは作品リリース直後にadidas RomがNew Yorkでブームになった。
今回Rom Zissouがパリで唐突に発売されたのは、同フェスティバルにJorgeが出演したのがキッかけだが、100足の限定発売にadidasが応じたのは、Zissouをグローバルモデルとして育成する意図があることを示している。
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