2016/06/29

Nike, Inc Fiscal 2016 revenues $32.4 billion, up 6 percent

Nikeが6月28日発表した2016年5月期業績は連結売上高323億7,600万ドル(前期比6%増)、純利益37億6,000万ドル(同15%増)となった。Nikeブランド売上は305億700万ドル(同6%増)、Converseは19億5,500万ドルの微減となった。2011年5月期に始まった高成長路線は一段落したが、Nike業績は依然好調である。フットウエア売上は198億7,100万ドル(同8%増)、アパレルは90億6,700万ドル(同5%増)で、依然として成長を牽引しているのはフットウエアである。
Mark Parker,President and CEO of Nike, Inc.
300億ドルを超える規模に到達しながら成長を持続できたのはNIKEiDで新R&Dシステムを完成し、DTC(直販)育成で卸販売を置き換えてきたことが大きく寄与した。NIKEiD はすでにathlete signatureを部分的に置き換える新システムに成長した。一方DTC規模は79億ドル(前期比25%増)に達し、ブランド売上の30%に近づきつつある。DTCはコンシューマーの反応を直接把握可能で、そのうえ為替レート変動リスクを回避できる。しかも利益率が高いからコストアップも吸収できる一石三鳥のシステムなのである。
今期は発展途上地域を除いて全地域が売上増加になったが、これまでNike成長を牽引してきた北米市場と西ヨーロッパ市場成長はブレーキがかかった。北米市場スローダウンはバスケットシューズ低迷が引き金になった。最大の販売先フットロッカーがバスケットシューズ販売低迷を明らかにしているから緊急の立て直しが必要になるだろう。
Nike Signature Athletes for Basketball Shoes
ヨーロッパ市場成長鈍化はadidasの復調が直接原因であるが、Retro Trainerブームの終焉が背景にある。Nikeはadidas攻勢の主要戦場として、西ヨーロッパ市場に過去数年間徹底した攻勢をかけてきた。しかしついにサッカーで主導権を把握することはできなかった。過去3年間ブームだったRetro Trainerでもadidasの反撃に直面している。
成長が加速して前期より好調だったのは中華圏と日本で、両地域とも経済低迷にもかかわらず売上は二桁増だった。中国経済の先行きを考えるとアジア市場は楽観をゆるさないが、日中の2大消費市場にインドも含めると、今後のNike成長でアジアがキャスティングボードを握る可能性はさらに高まった。
LeBron James,Cleveland Cavaliers, signature for Nike LeBron brand 

カテゴリー別売上はバスケットが大幅な成長スローダウンに見舞われた。これは一時的な低迷ではなく、構造的なカテゴリー不振と考えるべきである。このまま放置すれば、1998年に始まった悪夢の10年の再現になる可能性がある。6月にグローバルバスケットカテゴリーGMを更迭したのは事態の深刻さを物語っている。40億ドルを超えるカテゴリーは、いったんモメンタムを喪失すれば、10年という立て直し期間が必要となるのである。
Nike業績は表面的には好調を持続しているように見える。しかしgeographicalな販売構造激変、バスケットカテゴリーの急激なスローダウン、リーディングカテゴリー不在などの課題がクリアになってきた。Nikeは激動の時代に突入し始めたのである。

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Nike SB Stefan Janoski Max “White/Black”

Nike SB Stefan Janoski Max “White/Black"
NikeはSB Stefan Janoski Max “White/Black” を6月22日発売した。アッパーはブリーザブルメッシュパネルで、Zoom Air搭載パイロンミッドソール、ラバーアウトソールのコンストラクションになっている。クッショニング強化のためにMax Air unitに加えてsocliner にはEVA foamを採用している。カラーオプションはWhite/Black、Grey/Black、Black/Whiteの3 styleが発売された。
Nike SB Stefan Janoski Max “Grey/Black”
Stefan Janoskiはロープロファイルシルエットがデザイン上の特徴になっていたから、これまでソールにはZoom Airを搭載してきた。今回はMax Airを搭載したが、ロープロファイル維持のためインナースリーブにはワンピース・コンストラクションを採用しするなどして極力ロープロファイル維持に努めている。
Nike SB Stefan Janoski Max “Black/White”
2015年のStefan Janoskiはカラーモデルがメインストリームで、特にOlive Green、Dark Obsidian、Royal Blueの人気が高かった。しかし春夏シーズンは例年ホワイト中心に市場投入されてきた。今年もハイサマー(7月)に入ればsカラーモデルが増加するだろう。

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Nike SB Zoom StefanJanoski “DarkOlive”

2016/06/25

Barneys’ BNY Sole Series is Back

Barneys New York "BNY Sole Series"
Barneys New YorkはBNY Sole Seriesを6月23日発売した。フィーチャーモデルはSuperstaとStan Smithで、シルエットはクラシックデザインそのものだが、ディテールは各所にモダナイズ加工を施している。アッパーは光沢のあるホワイトレザーを使用し、サイドパネルのビジブルステッチは除去されてスムーズでクリーンな外観に変わった。両モデルともtongueのブランディングはBarneys New Yorkがエンボスされ、ヒールタブにはTrefoilロゴがエッチングされている。Superstarのshell toeはレギュラーモデルはラバーだが、今回はレザーを使用している。
BNY Sole Series "Superstar"
BNY Sole Seriesは去年7〜12月に8回シリーズで発売された。フィーチャーモデルはいずれもプレミアムブランドのアイコニックモデルで、Barneysスタッフのアイディアが盛り込まれたエクスクルーシブモデルである。プロジェクトはBarneysのフットウエアディレクターChris Pepeが率いるチームで、Pepeはアメリカのフットウエア業界でSneakerheadsとして知られている。発表によるとコラボレーションパートナーはadidas以外にVans、Diadora、Timberland、Filling Pieces、Common Projectsが上がっている。去年と同じ顔ぶれであるが、去年はこの他にConverseとBrooksも発売されている。
BNY Sole Series "Stan Smith"
Retro Trainerブームは収束に向かい始めた。世界の大都市でContemporary Boutiqueがコラボレーターの主役を演じてきた時代も終わろうとしている。BNY Sole Seriesが去年のような成功を収めるかどうかは疑問もあるが、ブーム収束方向を占う指標として注目すべきプロジェクトになるのは間違いない。

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2016/06/23

Kevin Durant KD 9

Kevin Durant KD9 "Grey" 
NikeはKevin Durantの最新バージョンKD9を6月20日発売した。 ハニカムパターンのFlyknitアッパーと最新開発の Zoom Airミッドソールのコンストラクションで、軽量化と耐久性、クッショニングを同時追求したハイテクモデルである。カラーオプションはホワイト、グレイ、グレイ/ブラックの3 styleが発表されている。20日はホワイトだけが発売された。グレイとグレイ/ブラックの発売時期は公表されていない。
Kevin Durant KD9 "White" 
NikeはKD8の最終メイクオーバー ”Elite” を5月に発売したばかりで、KD8 “Elite” とKD9は兄弟モデルのように共通面が多い。EliteはFlyweaveとFlywireのクロスオーバーパネルとZoom Airミッドソールのコンストラクションで、KD9とほぼ同レベルの素材とテクニカルシステムを搭載している。KDの主任デザイナーはLeo Changだが、彼はEliteをKD 9の実験モデルに使った可能性が高い。両者はカラーオプションまで同一で、発売もタイムラグを置いて3色を前後して投入しているところまで似ている。
Kevin Durant KD9 "Grey/Black" 
KDのニューバージョンは毎年6月にリリースされてきた。基本コンセプトはロートップ、ヴィジブルエアソールユニットのコンストラクションで、ポイントガードに要求される素早い動きとフォアフットのフレキシブルな履き心地、さらにパワーフォワードに必要な安定性とサポート機能も同時追求したモデルである。
Durantは2013-14シーズンにMVPを獲得し、いまやNBAを代表する選手に躍進した。この結果KDはNike Signature BrandでAir Jordan、LeBron、Kobeに次ぐNo4ブランドに躍進し、KD7以降は拡大強化ブランドに浮上している。Nikeバスケットの成長がスローダウンしている現在では、これまで以上にKDの育成強化が重要になってきた。

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Kevin Durant Seventh : KD VII

Nike Zoom LeBron Soldier 10 iD Available Now

Nike Zoom LeBron Soldier 10 iD
NikeはZoom LeBron Soldier 10 iDをオンラインサイトNIKEiDで限定発売した。stretch-lined upperに Zoom Air cushioningのコンストラクションで、フィッティング強化のためにフォアフット、ミッドフット、アンクルの3カ所にストラップを装着している。
ABCが全米中継した6月19日のNBA Finals第7戦は、18.9%の史上最高視聴率だった。これまでの記録は2010年のBoston Celtics-L.A. LakersのGame 7で18.2%だった。何しろCavaliersは46年ぶりNBA優勝、Clevelandは52年ぶりのメジャーリーグ優勝だから、市民の熱狂は半端じゃない。
LeBron James wears Zoom LeBron Soldier 10 "Black"  in Game 7
ClevelandはNBAの他にMLB、NFL、NHLチームも保有するメジャーリーグシティだが、1964年のCleveland Browns優勝後、この52年間一度もメジャーチャンピオンシップを獲得したことがない。今回はそれにCavsの46年ぶりの初優勝が重なるわけだから、街をあげての大騒ぎになるのは間違いない。チームは専用機で月曜日(20日)午前中に帰ってきた。優勝祝賀パレードは水曜日(22日)11:00a.m. ETにQuicken Loan Arenaを出発し、市中心部のMall Bまで約1時間のパレードを行い市民が詰めかけた。
Nikeのバスケットボールシューズ売り上げは有力チェーンでスローダウンしているので、ここでCavs人気にあやかって一気にモメンタムを回復したいところである。JamesはZoom LeBron Soldier 10をGame4から着用していたから、NikeはCavaliers初優勝記念モデルとして6月21日だけの期間限定で発売したのである。

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2016/06/21

adidas Consortium EQT ADV 91-16


adidas Consortium EQT ADV 91-16
adidasはEQT ADV 91-16を6月25日発売する。クラシックのEQT Runnerのメイクオーバーで、アッパーパネルはメッシュとシンセティック素材のレイヤー、ソールにはTorsion内臓EQTミッドソールを搭載している。カラーオプションは当初triple whiteとblack/whiteが発表されていたが、6月発売はblack/whiteのみとみられている。
発売は全世界限定9店のConsortiumストアで、1店あたり91足、合計819足の限定発売である。ティージングにしてもテストセールスにしても、こんな限定販売がどうして必要なのか理解に苦しむが、adidasは昔からこういう手法を好んで使ってきた。

adidas Consortium EQT ADV 91-16
EQT は90年代初頭に登場したEquipment Seriesのランニング第2世代モデルで、adidasハイテク技術を結集して立ち上げられた最後の正統派モデルだった。発売2年後にNike Air Max 95が登場したため、短期間でトップポジションから退場したが、古き良き時代のadidas trainerの郷愁を誘うアイコンモデルとして現在でも人気が高い。

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adidas EQT Running Support ’93

2016/06/19

New Balance Explore by Air Pack

New Balance Explore by Air Pack "996 Green"
New BalanceはExplore by Air Pack に新モデルを逐次投入しているが、6月7日には998のニューカラーオプションを追加した。ブルーのメッシュパネルとクールグレイのスエードレイヤーで、ミッドソールはこれまでと同じホワイトである。
Explore by Air Packは航空技術革新と先覚者達の冒険をテーマにしたシリーズで、5月に発売されたパッケージでは997、998、1300のカプセルコレクションだった。どの部分にテーマが反映されているのかよく分からないが、New Balanceはこういう理解に苦しむテーマを時々打ち出すのである。
New Balance Explore by Air Pack "1300 Grey"
New Balanceは現在のRetro Trainerブームで,adidasとともに最も恩恵を受けたブランドである。しかしRetro Trainerブームは今年に入って終息に向かい始めた。Nikeとadidasはすでに新しい成長スタイルに移行しているが、New Balanceは新成長スタイルの育成が遅れている。来年以降のNew Balanceは厳しい市場対応を迫られることになる。

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New Balance Made in USAAuthors Collection

2016/06/18

Nike Zoom Mercurial Fryknit

Nike Zoom Mercurial Fryknit
Nikeは Zoom Mercurial Flyknitを6月23日発売する。アッパーはリブ編みFlyknit、ソールユニットはZoom Spiridon(1997年)からフィーチャーしている。カラーオプションは現在のところトリプルホワイトのみで、明らかにWhite Summer Trainer狙いである。
Zoom Mercurial FlyknitはサッカークリーツMercurial Superflyのストリートバージョンで、4月に発売されたFree Mercurial Superflyの後継モデルである。どちらもトリプルホワイトで、サッカーモデルでWhite Summer Trainer需要を狙うという異色のR$D路線を打ち出した。Nikeらしいアイディアで、adidas伝統のテラスカジュアルに対抗したスマートな作戦である。
Nike Zoom Mercurial Fryknit
4月発売のFree Mercurial Superflyは軽量化とフレキシビリティを重視したモデルだが、Zoom Mercurial FlyknitはZoomユニットを搭載してクッショニングを強化するとともに、外観上ボリューム感のあるミッドソールソール形状を採用している。こういうマーケットが一体どこにあるかというと首を傾げざるをえないが、アイディアとデザインは悪くない。いくらサッカーファンだって、いつまでもGazelleやSambaばかり履いているというわけにもゆかない。

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