The Converse Chuck Taylor All-Star II New Color

The Converse Chuck Taylor All-Star II

ConverseはChuck Taylor All-Star IIの追加カラー2モデル（4 style）を9月28日発表した。グレイとマルーンの2色で、マテリアルとディティールは7月の第1回発売モデルと同一仕様である。両カラーともハイカットとオックスフォードの2スタイルペアである。発売は10月1日で、価格（MSRP）は$70 USD (ox)、$75 USD (hi-top)、Converse直営ストアと限定ストアから発売する。

The Converse Chuck Taylor All-Star II "maroon Bordeaux"

Chuck Taylor All-Star IIは7月に4色の色違いモデル8スタイルが発売され、9月18日にはボルトカラーが追加されており、今回は2回目の追加カラーモデルである。Converseは第1回発売が大変好評だったので追加カラーを発売したと言っている。

The Converse Chuck Taylor All-Star II "grey Thunder"

まさか嘘付いたりしていないと思うが、仮にCTA2が売れなくても、別にConverseが困ることはない。反応が悪ければCTA2を中止すればそれで問題は片付く。もし反応が良ければCTA１に加えてCTA-2の2枚看板になるから、まあ2倍とはいかなくても1.5倍くらいは売れる計算になる。Converseは2017年に100周年を迎えるから、2016〜17年は徹底した100 years anniversary collectionを展開するに違いない。今回のCTA2 は100周年の第1ステップにすぎない。当然この後にはCTA1、CTA2の波状攻撃が控えている。

adidas Originals EQT Adventure

adidas Originals EQT Adventure

adidas OriginalsはEquipment Series の最新モデルEQT Adventureを9月23日発表した。アッパーはナイロンメッシュブーティー、スウェード、スネークスキンレザーのレイヤーコンストラクション。フィッティングはブランディングを兼ねた3 Stripe Lacing Systemを搭載している。アウトソールはトラクション強化のためのラギッドトレッドパターンを採用している。カラーはSandとBlackの2色が発表されている。発売時期は発表されていないが、Originals系リテーラーは近日中の発売を予告している。

adidas Originals EQT Adventure

2015 Fall/Winter向けのアウトドアモデルはNew BalanceがClassic Outdoor Packを9月1日発表し、NikeもACG Mowabb Midを９月18日発売している。adidasも加わったて役者は出揃った。今後は残りのブランドも追随するだろうから、2015 Fall/Winterはアウトドアスタイルがメインストリームに浮上する間違いない。

NIKE, Inc. Reports Fiscal 2016 First Quarter Results

Nike（HQ：Beaverton, OR、Mark Parke社長兼CEO）が９月24日（現地）発表した第１四半期（6〜８月）業績は売上高84億1,400万ドル（前期比14％増）*、純利益11億7,900万ドル（同23％増）となった。アナリストの予想を大幅に上回る好業績である。

全世界7地域の売上は北米が9％増**だったのを除き、他の6地域は全て売上2桁増だった。最高業績を上げたのはなんと日本（前期比35％増）だった。これまで常にお荷物になってきた日本まで2桁増になったのは驚きの業績である。

商品別売上はフットウエア23％増（売上構成比65％）、アパレル12％増（同3０％）となった。依然としてフットウエア主導の成長路線である。

Philip Knjght, Nike, Inc., founder

業績はMark Parkerが推進してきたR&D、プロモーション、ディストリビューションなどあらゆる面の施策が適切だったことを反映している。8月6日に発表されたadidas上半期業績は増収（前期比16％増）、増益（同11％増）で、Nikeに対して成長性で遜色は無かった。両者の決定的な違いはR&D systemとOperation systemの相違にある。Nikeとadidasは同じアスレチックフットウエア企業だが、AppleとMicrosoftのように異質なブランドメーカーである。今後は競合より棲み分けの時代が始まることになるだろう。

Nike Roshe One Print

Nike Roshe One Print

NikeはRoshe One Printを9月15日発売した。クォーターパネルとヒールタブはドットプリント、トウボックスとヒールサポートはカモフラージュプリントの複合パネルになっている。ソールはホワイトパイロンミッドソールのRoshe Oneモデルである。

Titlo（Swiss）が発売しているモデルを、kicksonfireが掲載した。説明では複数のプリントモチーフを使用したRoshe Oneはこれまで確認されていないといっている。確かにそう言われてみれば、以前のモデルには見当たらない。Roshe Oneは現在プリントアッパー系とFlyknit系の2つのシリーズがメインストリームになっている。プリントアッパーモデルはSpring 2015にフラワープリントを大量に市場投入した。しかしFall 2015はFlyknitモデルに切り替わって、追加カラーモデルが次々に発売されてきた。

Nike Roshe One Print

今回のプリントモデルが今後も継続投入されるかどうか現状では断定できない。しかし複数モチーフのプリントアッパーは目先を変えるには有効なアイディアだから売れ行き如何では増加する可能性が高い。日本ブランドはプリントをほとんど使用しないが2015年はニューモデルが飽和状態になりつつあるから、そろそろプリントモデルを強化する時期に到達している。

Rihanna x Puma “The Creeper”

PumaはRihanna x Puma “The Creeper”を発売した。Puma Suede Classicのアレンジモデルで、スウェードアッパーに、プラットフォームのミッドソール。コレクションはBlack x White、Black x Gum、Terra x Brownのカラー違い3モデルで構成されている。

Rihanna x Puma “The Creeper”

販売は3段階に分けて発売される。先行発売モデルBlack x Whiteは9月14日にPuma.comで発売し、18日から全世界の限定ストアで発売した。残り2モデルは9月25日から全世界発売する。

“The Creeper”発売に合わせてRihannaがピックアップしたクロージング（Sweat Collection）とフットウエア（Suede Classic）のカプセルコレクションも発売した。

Rihanna x Puma “The Creeper”

Pumaは2014年12月にRihannaとCreative Director契約を発表したが、なかなかシグナチャーコレクションが登場しなかった。なぜこんなに長期の準備期間が必要だったのかは発表されていない。9カ月の間にRihannaはボーイフレンドも取り替えたし、人気だって陰りが見えてきた。世の中はUsain Bolt並みに変化しているのに、Pumaの対応はスローすぎる。

adidas Stan Smith “College Pennant“ Pack

adidas Stan Smith “College Pennant“ Pack

 adidasはStan Smith “College Pennant“ Packを9月19日発売した。オレンジ、ゴールド、ネイビーの3モデルで、perforated 3 Stripe、ヒールタブはトレフォイルを除去して筆記体のブランディングが入っている。ミッドソールはオフホワイトのラバーソールで、ネイビーモデルのみはソールもネイビーである。

adidas Stan Smith “College Pennant“ Pack

アッパーのカラースエードはフェルトタッチの処理が施されていて、スクールカラーのPennantというメッセージになっている。いくらなんでもこのメッセージでは、世界で一番ダサいと言われているアメリカの大学生でも、アピールするのは難しいだろう。

NikeがCollege Trainer強化を進めているから、adidasも指をくわえてみているわけにはゆかなくなっているが、これはちょっとカルチャーギャップが大きすぎるアイディアになってしまった。

Nike Roshe Run Flyknit “Floridian”

Nike Roshe Run Flyknit “Floridian”

NikeはRoshe Run Flyknit “Floridian”を9月19日発売した。ブラック、パープル、オレンジのミックスウーブンアッパーに、ホワイトパイロンミッドソールの組み合わせである。17日のジャカード色違い5モデルに続く、追加カラーモデル発売である。

Nikeは今年の夏、徹底したWhite Trainer作戦を打ち出した。しかし8月のレイトサマーに入ってからは一転してカラー作戦に切り替えた。しかもオレンジ系カラーを連続して発売している。オレンジはトレンドカラーだから当たり前ということになるが、7月以前のモデルはほとんどオレンジは使用されなかった。あきらかにLate SummerからFallだけのカラースキームである。Nikeは大量の新モデルを投入しているが、こういうところは芸が細かいのである。
ニックネームの “Floridian” は “フロリダ生まれ“くらいの意味だが、LeBronモデルに同じようなカラーがあったからブロガーがネーミングしたらしい。

Nike ACG Women’s Air Mowabb Mid

Nike ACG Women’s Air Mowabb Mid

 NikeはFall 2015 ACG Mowabb Midを９月18日発売した。アッパーはネオプレーンブーティーにスウェードのレイヤーで、パープルとマルベリーのグラディエーションカラーである。ヒールケイジはブラックのプラスチックパーツで、ankle collarは延長されてミッドカットになっている。ミッドソールはオリジナルと同じようにスペックルドパターンが入っているが、ホワイトに変更されている。アウトソールはフリーソールを採用している。

Nike ACG Women’s Air Mowabb Mid

ACGはニューコンセプトのcapsule collectionが2014年12月に発表されているが、その当時からACGの本格的な再編育成がうわさされてきた。しかし3月にニューコンセプトのアパレル追加投入があっただけで、本格的なモデル投入にはなかなか進まなかった。

状況が一転したのは7月のAir Mowabb OGからで、8月にはOG “Trail End Brown“、9月にはOG “Black”、OG “Militia Green”を次々に発売した。いずれもOGのカラーバリエーションだったが、本格的なACG復活を予期させるには十分なモデル投入だった。

今回のAir Mowabb Midは復刻とは異なるメイクオーバーで、しかもウイメンズ狙いなのが異質である。アメリカのブロガー達は、ACGカテゴリーの本格強化スタートだと騒いでいる。

Nike Women‘s Roshe One Knit Jacquard

Nike Women‘s Roshe One Knit Jacquard

Nike（HQ：Beaverton, OR）はRoshe One Knit Jacquardの新色モデルを9月17日発売した。ゼブラストライプアッパーにホワイトパイロンミッドソールの組み合わせで、カラーは5色が確認されている。アッパー素材はニットジャカードのブリーザブルメッシュで、アイステイ部分だけシンセティック素材で補強している。ソールはNMソールではなく、オリジナルのパイロンミッドソールである。

Nike Women‘s Roshe One Knit Jacquard

Roshe RunのKnit-Jacquardモデルは、今年の5月に投入されたのが最初で、その後はレギュラープロダクトとして販売されていた。今回のモデルは追加カラーモデルで、Titlo（Swiss）などは5色を展開しているが、Nordstromは3色しか展開していない。

Nike Flyknit Air Presto

Nike Flyknit Air Presto : image from  Flyknit France Club

NikeはAir PrestoのFlyknit化を本気で進めているようだ。アッパーのネオプレーンとブリーザブルメッシュをFlyknitに置き換え、シルエットは従来のロープロファイルからミッドカットに変更されている。

画像はFlyknit France Clubが公開しているが、ほとんどのブロガーが、Flyknit Magistaのチャッカブーツみたいだと指摘している。Prestoはプラスチックパーツとネオプレーンのコンストラクションでカラフルなカラースキーム、ソフトなフィッティング感を獲得し、S、M、Lというサイジングも加わって、Tシャツスニーカー（t-shirt for your feet）と呼ばれてきた。

Nike Flyknit Air Presto : image from  Flyknit France Club

ロープロファイルからチャッカブーツにシルエットが変更されたら、TシャツからHoodieに脱皮したということである。この変更でAir Prestoは使用シーズンと使用シチュエーションが一気に拡大されることになる。Nikeは本当に冴えている。

発売時期は公表されていない。