Nikeはこれまで再三にわたってAir JordanのFlyknitモデルを市場投入してきた。9月には最新バージョンのFlyknitモデルAir Jordan XXXIIも発売している。しかしこれまでのモデルはAJ1のオリジナルカラーredを中心に使用していて、今回のようにモノトーンのカラーオプションは初の試みである。
NikeはAir Jordanレトロオリジナルモデルでサバーバンスタイルを追求し、他方で最新モデルはフラッグシップモデルにふさわしいハイパフォーマンスモデルを開発してきた。今回のAJ1 Flyknit Wolf Greyはモノトーンのエレガントなカラーオプションと、ピッグスキンでまとめたディティールで、歴代Jordanで最もスタイリッシュなモデルになった。
Jodanビジネスは2016年下半期から業績スローダウンが顕著になっているから、今期はぜひともJordanでカムバックを果たしたいところである。しかしマンネリ化した開発路線で、新方向を打ち出すことができなかった。シグナチャーではLBJやKD、Kylie達を傘下に保有し、Hyperdunk などのハイテクモデルを市場投入しているから、もはやJodanでハイパフォーマンスを狙う時代は終わっている。AJ 1 Flyknit Wolf Greyはその逆方向路線で、これが新しいJordanの方向性なら、まだカムバックの可能性は残っている。
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