Goddess発売は3月8日のInternational Women’s Dayに向けたリリースだが、もちろんそれだけではない。NikeはFlyknit Racer Wolf Greyを2月24日に発売していて、それから2週間後という短期間での追加投入は、Nikeのポリティカルステートメントも背景にある。
NikeはObama前政権と密着してTPPを推進してきた張本人の一社で、TPPを廃案にしたTrumpとは協調路線はとりにくい。LGBTでも突出した支援活動を展開してきたから、アンチTrumpになるのは当然なのである。社名だってもともと女神だから、Goddess発売は当然NikeのTrump政権批判も含んでいるのである。
現代のスニーカービジネスは政治と無関係ではない。Kevin Plank(Under Armour)は1月のTrumpの大統領就任直後に称賛発言で袋叩きにあった。adidasもbuy America’n policyを掲げているTrump政権下では居心地が良くない。しかもアメリカから目の敵にされているドイツブランドとあっては、当然ネガティブな影響を考慮せざるをえない。
日本のようにハイエンドスニーカーはオタク市場という国は、今やグローバル市場では少数派で、スニーカーは履く方も売る方もポリティカルステートメントまで考える時代なのである。
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