2015/11/06

adidas Group get solid Q3

Herbert Hainer, left, Chairman of adidas A.G.
adidasが11月5日発表した2015年9カ月業績(1〜9月)は連結売上高127億4,800万ユーロ(前期比16.7%増)、純利益6億8,300万ユーロ(同7.6%増)となった。Q3好調でようやく成長軌跡に復帰した。
好調の牽引力はSoccer、Boost、Originalsの3本柱である。サッカーは西ヨーロッパ、北米、ラテンアメリアで集中攻勢をかけ、Q3に19%(為替調整後)という増収を達成した。BoostとOriginalsはadidasのライフスタイル部門だが、大量のメイクオーバーを市場投入した効果が現れた。これまでネガティブ要因になっていたReebok、TaylorMade-adidas Golfの業績改善も大きい。
adidas headquarter, Herzogenaurach, Germany
adidas復調は結局コアコンピータンスに集中するという、原則に忠実な改革が効果を発揮したことに尽きる。ヘリテージ(Soccer)、ランニング(Boost)、クラシック(Originals)に集中した結果が好業績を生んだのである。
反転上昇に転じたが、問題が全て解決したわけではない。Nikeに比較してSoccer以外では全く歯がたたない劣勢に置かれている市場環境は依然変わっていない。北米、日本の低い伸びがそれを物語っている。adidasは依然として、ファッション先進市場で戦えるだけのアイデンティティを確立できていないのである。

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