The NikeCourt 2016 French Open Collection

NikeCourt French Open Collection "Madison Keys"

NikeはNikeCourt French Open Collectionを5月16日発表した。契約選手がFrench Openで使用するコスチュームで、Serena Williams、Madison Keys、Rafael Nadal、Grigor Dimitrov達が着用する。Roger Federerのコスチュームは発表されたが、怪我で出場できなくなったたためコートでは使用されない。

コレクションはPractice、On Court、Off Courtにわかれており、クロージングとフットウエアで構成されている。いずれもDri-FIT素材を使用し、ブルー基調のカラースキームで統一されている。

NikeCourt French Open Collection "Roger Federer"

French Openは真夏のAustralian Open（１月）、伝統のローンコートWimbledon（６月）に挟まれ、しかも開催地がパリということもあって、単純にパフォーマンスだけ考慮すればよいというわけにはゆかない。そのうえクレイコ−トという特殊条件が加わるので、ブランドメーカーとしてはコスチュームデザインに気配りが要求されるのである。

Nikeのコレクションはブルーをテーマカラーに使用し、主力選手の個性に応じてカラートーンを微妙に変えるという工夫を打ち出している。ブルーはフランス国旗（French Tricolore）に使用されていて、いっぽうRolan Garrosがクレイコ−ト（brick red）なので、ブルーをテーマカラーに採用したのである。それ以外のシルエットやデザイン、ルックスは選手のプレイスタイルや個性を考慮して決定している。

NikeCourt French Open Collection "Court Flare"

Nikeは３月のNCAA D-1 Basketball Tournament、４〜６月はNMBAのPlayoffsで、年間で最もバスケットボールシューズの繁忙期である。これまでテニス用品はバスケットシューズの陰に隠れて目立たなかった。しかし2015年からテニスシューズを春から夏の主力カテゴリーに打ち出し、今年も３月にはTennis Classic Flyknitを市場投入し、４月にはAir Techのメイクオーバーを発売している。Tennis ClassicはSBのコラボレーションやQSでもメイクオーバーが発売されている。WimbledonからUS Openに向けて、今年も多くのRetro Tennis Trainerが発売されるだろう。

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