発売モデルはアッパーがシンセティックレザーとテキスタイルのコンストラクションで、ソールはひーるにMax Airを内蔵したミッドソールにワッフルパターンのアウトソールを接合している。カラーオプションはgrey/white/blackの1styleである。
スペックもカラーもオリジナルのAir Max 90とほぼ同じある。どこが違うかというとミッドソールにスペックル処理を施している点と、Air windowがネオンカラーにカスタマイズされているところくらいである。
Mayerはシンガーソングライターで、ストリートファッションフリークなのは広く知られている。Visvim(東京)やAcronym(Munich,Germany)がお気に入りのブランドらしいが、今回のカスタマイズはコーケイジアン対象のサバーバンスタイルで最小限アレンジに留めている。
スニーカーブティックのようなコラボレーターは、過度のカスタマイズを施すことが多い。コレクター相手のビジネスならそれで通用するが、Mayerはアーバンアーチストではないから今回のようなミニマリックなカスタマイズの方が正しい選択である。Mayerは今回のカスタマイズは独自の行動で、Nikeの関与を否定している。実際そうだろうが、この試みはNikeにとって興味ある行動だろう。
Air Max 90は1990年デビューで、2015年に25周年を迎え、Nikeが同年に大量のメイクオーバーを投入してSummer White Trainerブームを巻き起こした。その反動で2016年の供給は激減したため、Air Max 90は新しいプロモーション手法を必要としている。スニーカーブティックがコラボレーターの主役だった時代は過ぎ去りつつあり、コレクターに支持されたラッパーのシグナチャーも過去の遺物になりつつある。今後期待できるのはMayerのようなコーケイジアンに人気のあるアーチストや、Bella Hadidのようなハイファッションのモデル達である。Mayerの試みは次の時代を予感させる行動になる可能性が高い。
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