2017/03/22

Nike report FY2017 Q3 Result

Nike(本社:オレゴン州ビーバートン)が3月21日発表した2017年5月期9カ月(Q1〜Q3)業績は連結売上高256億7,300万ドル(前期比6%増*)、純利益32億3,200万ドル(同11%増)となった。売上伸びは前年同期(前期6%増*)横ばい、純利益(前期21%増*)は増収率が大幅に鈍化した。Nikeの第3四半期業績はアナリスト予想を下回った。
地域別売上伸び(為替調整後)は北米(4%増)、西ヨーロッパ(11%増)、中華圏(18%増)、中・東欧(7%増)、日本(8%増)となった。去年は全地域2桁増収、しかも北米、西ヨーロッパ以外は20%を大きく超える増収だった。今年は各地域とも増収率はほぼ半減しており、とりわけフットウエアの減収が顕著だった。
Mark Parker, Chief Executive Officer of Nike, Inc.
adidasが3月9日に発表した2016年12月期業績(為替調整後)はRussia/CISが横ばいだっただけで、全地域2桁増収、しかも西ヨーロッパ(20%増)、北米(24%増)、中華圏(同28%増)は20%という好業績だった。去年のNikeと完全に逆転した業績である。
adidasはNMDが史上空前のブロックバスターヒットで、加えてTubula、Yeezy、OriginalsのRetro Trainer群も絶好調で、2016年はNikeを寄せ付けなかった。ドル高は多少影響したかもしれないが、販売データーから見る限りNikeの完敗である。2017年は1月から総力を挙げたAir Max攻勢をかけているが、どこまでadidasに肉迫できるか未知数である

*実績値。それ以外は為替調整済み数値。

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