2018/06/20

Nike Air Zoom Spiridon Black, Grey


NikeはAir Zoom Spiridonのカラー追加2モデルを6月22日にEU市場で発売する。北米は6月末になる予定である。アッパーはキャンバスメッシュに3Mパイピングを施し、Dynamic Fit lacing system とpatent leather Swooshを搭載。ミッドソールはZoom Air unit内臓ミッドソールを履いている。
カラーオプションは black/greyとgrey/red/whiteの2styleで、価格(MSRP)は$160 USDに設定されている。blackモデルはアッパー、トウガード、ミッドソールもブラックで統一している。greyモデルはトウガードにグレイ、Swooshとミッドソールはホワイトのアクセントカラーを使用している。両モデルともアッパーには3Mのシルバーリフレクタブルテープのパイピングを使用している。価格(MSRP)は$160 USDに設定されている。
Nikeは今年に入ってからSpiridon投入を強化しており、3月23日か ら連続3回にわたって "Patent Leather" カラー追加モデルを発売した。5月には "16 Volt" 、”16 White & Platinum Blue”、6月に入ってからも ”One World Package” を発売している。こんなに大量のSpiridonを投入しているのは、adidasのレトロモデル反撃にSpiridonが有効なプロダクトだからである。
Air Zoom Spiridonは1997年にリリースされたランニングトレイナーで、Spiridonというネーミングは第1回サマーオリンピック大会(1896年)マラソンで優勝したSpiridon Louis(Greek)にちなんでいる。
90年代末のNikeはAir Max 95(1995年)、Air Max 97(1997年)が登場しており、新世代ランニングトレイナーに切り替わる時期だった。Spiridonは当時Nikeが重視していた軽量ランナーの代表モデルで、Air unitは最新の"Caged Zoom" を搭載していた。"Caged Zoom" はプラスチックケイジにZoom Air Bagを収納した当時の最新エアユニットだったが、惜しいことにSpiridonのシルエットはすでに開発当時から時代遅れのレトロスタイルに転落していたのは否定できない。 NikeではSpiridon登場を境に、それ以前のモデルはレトロモデルに分類される。ここにきて大量のSpiridonを投入しているのは、adidas追撃でSpiridonが最適のレトロモデルになっているからである。

Follow the Nike retro style

0 件のコメント:

コメントを投稿