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Adam Silver, NBA Commissioner. |
NikeはNBAとのUniform Licensing 契約締結を6月10日発表した。契約期間は2017-2018シーズンから8年間で、契約額は10億ドルである。2006年にadidasが締結した11年契約は、総額4億ドルだった。Nike契約額はそれを6億ドル上回る巨額の投資である。
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Mark Parker Chief Executive Office of Nike, Inc. |
Nikeはバスケットボールカテゴリーで96%のシェアを保有し、いっぽうadidasは3%までシェアが低下した。もはやadidasはバスケットボールカテゴリーでNikeのコンペティターのポジションを喪失している。
これだけ圧倒的な寡占状態を確立したNikeが、10億ドルという巨額投資を決断したのは、NBA
のグローバル化が背景にある。NBAは海外国籍プレイヤーが増加し、レギュラーシーズン観客動員数とTV視聴者も増加した。順調な興行成績を背景に、2016年からの9年契約で24億ドルのTV放映契約を締結した。
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NBA Jersey 2014-15 regular season. |
NBAが今後グローバルリーグ化するのは確実で、この結果Nikeブランドが世界の視聴者に露出されることになる。FIFAスキャンダルとSepp
Blatterの引責辞任は、もちろんNBAグローバル化にプラス要因になる。10億ドルのライセンス額は決して高くはないというのがMark Parkerの計算である。
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