2018/03/30

Vans UltraRange Gore


VansはUltraRange Goreを3月15日発売した。テキスタイルアッパーとPUフォームソールのコンストラクションで、スリーブはブーティー形状のスリッポンシルエットになっている。フィッティング強化のために、アッパーにゴアストラップを搭載している。カラーオプションはapricot、gray、black、white、pewterの5 styleで、価格(MSRP)は$85USDに設定されている。
UltraRangeは2017年6月に発売されたパフォーマンススケートモデルで、従来のワッフルソールを高性能のUltraCush Liteミッドソールに換装したモデルである。インサイドにはブリーザブル素材を使用したソックフィットLuxLinerを搭載し、さらにトウキャップ内部にollieエリアの耐久性強化のためにDuracapを搭載するなど細部にわたる改造も施され、Vansには珍しいアスレチックスタイルのモデルである。
Vansのクラシックモデルはほとんどがローカットで、とりわけSlip-Onはロープロファイルシルエットだが、UltraRange Goreはハイプロファイルのブーティーシルエットで、アッパーに搭載されたゴアストラップもVansには滅多にないデザインである。このストラップはadidasが2月に発売したPureBoost XTR 3.0 LLにそっくりだが、Vansのデザイン処理の方がスタイリッシュである。
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Nike Air VaporMax 2 Hydrogen Blue/Pink Beam


Nikeは Air VaporMax 2 Hydrogen Blue/Pink Beam を3月29日発売した。FlyknitアッパーにAir VaporMaxソールのコンストラクションで、アッパーはFlywireで補強されている。マッドガードとヒール部分にピンクのアクセントカラーを配し、サイドウォールとトングーにはSwooshとレターロゴが入っている。ヒールはホワイトクリップで補強され、ヒールタブには3Mリフレクティブ素材を使用している。価格(MSRP)は$190USDに設定されている。
Air VaporMaxは今春のAir Max Dayにも投入された2018年主力モデルで、すでに4色が投入されている。 Hydrogen Blue/Pink Beam はその中の1モデルで、最もエレガントなカラーオプションである。
Nikeは Air VaporMax を、2018年5月期の低迷をリカバリーするための戦略モデルに設定しており、2018年下半期には大量の Air VaporMaxメイクオーバーを投入すると見られている。この結果如何で、2019年5月期業績は大きく左右されるだろう。

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2018/03/29

Nike Air Max 93 Nebula Blue


NikeはAir Max 93 Nebula Blueを3月28日発売した。発売は4月中とみられているが正確な日時は未発表である。アッパーはテキスタイルととシンセティックレザーの複合パネルで、ミッドソールは270° Max Air unitを搭載したフォームソールである。カラーオプションはNebulas Blueの1 styleで、価格(MSRP)は$130USDに設定されている。
Air Max 93は1993年に開発されたばかりのMax Air unit 270° を搭載して市場投入された初のモデルだった。当時Nikeのランニングシューズ開発は80年代のトラディショナルランナーから90年代のハイテクランナーに飛躍する過渡期で、Air Max 93はパフォーマンスモデルからスピンオフしたライフスタイルモデルの実験モデルだった。発売直後にはAir Max 93とAir Max 180(1991年発売)をフュージョンしたAir Max 270が開発され、本格的ライフスタイルモデルとしてデビューしている。
今回発売モデルはオリジナルに忠実にメイクオーバーされていて、シルエットはほぼ同一である。しかしカラーオプションはオリジナル(Dusty Cactus)を微妙にアレンジしていて、SwooshとビジブルウインドウはNebula Blue、ミッドソール上部はオレンジレイヤー(オリジナルはブラック)に変えている。すでにカラー違いのウイメンズ専用モデルも発売されているが、そちらの方はオリジナルとほぼ同一のカラーオプションである。
Nikeは2014年から3月にAir Max Dayを年間イベントで開催しているが、Air Max 93は常識的にはイベントに合わせて発売される方が筋だが、発売はイベント終了後である。多分Air Max 93はAir Max Dayイベント切り離し、2018年後半にRetro Trainerとして育成しようとしているのだと思われる。このほうが売り上げに大きく寄与するのは確実だからである。

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2018/03/28

Nike x Virgil Abloh Air VaporMax Triple Black and Triple White


Virgil AblohとNikeのコラボレーション "The Ten Collection" の追加カラーモデルTriple BlackとTriple Whiteの発売日が明らかになった。Triple Blackは3月30日、Triple Whiteはまだ確定していないが4月14日と見られている。2月中にリリースされると見られていたが、結局1ヶ月遅れの発売となった。
アッパーはFlyknitにFlywire lacijg systemを補強搭載し、ソールはAir VaporMaxのコンストラクションで、The Ten Collectionのファーストヴァージョンと同じフォーミュラである。価格(MSRP)は2色とも$250USDに設定されている。シューレースにレッドのインシュロックを装着し、左右シューズのmedialにインダストリアルスタンプを刻印するアイディアは今回も続けている。
Virgil Abloh, designer and collaborater for The Ten Collection for Nike Inc.
Virgil Ablohは イタリアンスタイルのメンズアパレルレーベル "Off White"を運営しているが、3月26日にLouis Vuittonのメンズウエアデザイナー就任を発表したばかりである。2017年9月に発売されたNikeとのコラボレーション"The Ten Collection" も高い評価を受けており、これで世界トップレベルのメンズウエアデザイナーポジションを確実にした。
The Ten Collectionは今年に入って追加カラーが投入されているが、今回の2色はその中でも出色のモデルになるだろう。


adidas Skateboarding Na-Kel Smith Matchcourt RX3


adidasはNa-Kel Smith とのコラボレーションコレクションを3月10日発売した。フットウエアとアパレル6アイテムのカプセルコレクションである。フットウエアはMatchcourtキャンバスアッパーにバルカナイズソールのコンストラクションで、補強のためのラバートウガード、主要部にブリーザブルライニングを施し、モールドEVAソックライナーを搭載している。価格(MSRP)は$75USAである。アパレルはフーディーとTee、ショーツで構成されている。
Na-Kel Smithはニューヨーク生まれのスケートボーダーでadidas 以外にもSupremeなどともコラボレーションを行っている。adidasとは去年にハイトップのMatchcourt High RXでコラボモデルを発売している。スエードのハイトップで本当にスタイリッシュなモデルだった。今回のロートップもSummer White Trainerにパーフェクトなモデルに仕上がっている。Na-Kel Smithは抜群のディレクション能力を保有している。

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2018/03/26

Nike Air Max 270 Dusty Cactus


NikeはAir Max 270 Dusty Cactusを3月22日発売した。2月2日に発売されたメイクオーバーのカラー追加モデルで、今回は5 styleが投入された。アッパーはメッシュとシンセティックレザーの複合パネル、ミッドソールは270° Air unitを搭載している。ヒールにはAir Max 270 の特徴になっているPlastic heel counterを搭載し、レーシングはAsymmetrical lacingを採用して同モデルのアッパーを一際ユニークに見せている。カラーオプションは同時期に5 styleがリリースされているが、1993年発売のオリジナルカラーMentholに近いWhite/Black/Dusty Cactusの人気が高い。価格(MSRP)は$120USDに設定されていて、明らかにマスセールスを狙ったモデルである。
Air Max 270 は1993年に開発された当時最大のAir unit 270° を搭載して市場投入されたモデルだった。開発は1991年発売のAir Max 180と1993年発売のAir Max 93 のアイディアを受け継いで開発された。このため開発段階で名称もAir Max 180+93=273、これを単純化してAir Max 270とネーミングされた。
当時Nikeのランニングシューズ開発は80年代のトラディショナルランナーから90年代のハイテクランナーに飛躍する過渡期で、その副産物としてパフォーマンスモデルからスピンオフしたライフスタイルモデルが登場し始めていた。Air Max 270はその先駆的モデルで、スポーツパフォーマンスとレトロスタイルをフューチャーさせたHybrid モデルだった。このためAir Max 270にはパフォーマンスモデルには過剰と思われるMaximam Air Cushoningや、アッパーをエキセントリックに見せるAsymmetrical lacing、さらに長時間着用に対応するためにAir Huaracheのフィッティングシステムを盛り込んでストリートユースに適したフォーミュラを開発したのである。
25年ぶりのAir Max 270 メイクオーバーは2017年10月にBeavertonでお披露目され、2月2日にファーストデリバリーが供給された。3月22日発売されたセカンドデリバリーでは、1993年発売のオリジナルカラーMentholのメイクオーバーモデルAir Max 270 Dusty Cactusが最も人気を集めている。Air Max 270 はAir VaportMaxに次ぐ2018年Nike期待モデルで、この販売如何でNikeの業績も左右しかねない重要モデルである。

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adidas x SNS EQT Support ADB Pack


adidas x SNS EQT Support Mid ADB
AdidashはSNS(Sneakersnstuff:Stockholm, Sweden)とのコラボレーションパッケージEQT ADV Packを3月28日発売する。EQT Mid ADVとEQT Basket ADVの2つのモデルで構成されたカプセルコレクションで、いずれもPrimeknitにヌバックをレイヤーしたアッパーに、コンプレッションモールドミッドソールのコンストラクションである。アッパーの3ストライプはウエッビングテープを使用し。ミッドソールにもストライプが延長されている。カラーオプションは両モデルともoff white/boneの1styleのみで、アクセントのためにADV Midはヒールキャップ、Basket ADVはtowにpurpleのストライプが入っている。
adidas x SNS EQT Basket ADB
EQT Mid ADVはすでにオリジナルのカラーモデルがadidasから発売されていて、今回発売モデルはSneakersnstuffのエクスクルーシブモデルである。しかしEQT Basket ADVの今回発売モデルはオリジナルの新モデルである
コラボレーターのSneakersnstuff(Stockholm, Sweden)はストックホルムのスニーカーブティックで、1999年に創業した。その後New York、Berlin、 London、Parisにも出店し、現在は5店舗を展開している。もともとスカンジナビアでは評価が高いが、最近はグローバル市場でも注目を集めているブティックに成長した。

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2018/03/25

Barneys’ BNY Sole Series 2018 back with adidas

Barneys x adidas BNY Sole Series: Rod Laver 

Barneys New YorkはBNY Sole Series 2018の第1弾を3月20日発売した。フィーチャーモデルはadidas Stan SmithとRod Laverで、いずれもアッパーにはwhite スエードを使用し、Rod Laverはヒールにgreenライニング、Stan Smithはnavyライニングを施している。Barneysは両モデルともエクスクルーシブモデルを発売したことがあるが、これまではレザーアッパーで、スエードアッパーモデルは初めての発売である。Barneyは上記2モデルに続いてSambaのレザーアッパーモデルも発表しており、メンズとウイメンズのwhiteとblackの2styleを近日中に発売する。4モデルとも価格は全て$150 USDに設定されている。
Barneys x adidas BNY Sole Series: Stan Smith

BarneysのBNY Sole Seriesは2015年にスタートし、同年は8回シリーズ、2016年は6回シリーズで発売されている。2017年は5回シリーズと発表された。2018年はまだシリーズ回数は未発表である。プロジェクトのディレクションは例年Chris Pepe(Senior Men’s Footwear Buyer)が行なってきた。PepeはBarneysのディレクターというよりも、East Coastを代表する敏腕フットウエアディレクターとして知られていて、今年も彼が陣頭指揮をとっている。

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2018/03/23

Nike report FY2018 Q3 Result



Nike(Beaverton, OR)が3月22日発表した2018年5月期9カ月(Q1~Q3)業績は連結売上高266億800万ドル(前期比4%増*)、純利益7億9,600万ドル(同75%減)となった。為替調整後の増収幅は2%(前年同期6%増*)までに低下し、利益も前年同期期11%増*から実に75%という大幅減益に転落した。第3四半期(2017年12~2018年2月)単独では4%増収を確保したが、純利益は12%の減益に終わっている。
地域別9ヶ月売上伸びは北米がマイナス(4%減)、EU/中東/アフリカ(9%増)、中華圏(15%増)、Asia/Pacific/Latin America(8%増)もスローダウンに直面している。Converseの9ヶ月業績は13億7,400万ドル(前期比10%減)だった。
Mark Parker, Chairman, President and CEO of Nike

2016年は全地域2桁増収、しかもスローダウンの北米、西ヨーロッパ以外は20%を大きく超える増収だった。2017年には各地域とも増収率はほぼ半減し、とりわけフットウエアのスローダウンが顕著になっていた。そしてついに2018年第1四半期には北米が減収(3%減)に転落し、第2四半期はさらに減収幅(4%減)が広がり、第3四半期(4%減)にも減収は改善されていない。
Nikeは2017年6月以降の新年度にはなりふり構わぬ大量モデル投入でリカバリーに全力を傾けてきたが効果は上がっていない。このままだと2018年5月期は減収・減益に転落する可能性が否定できそうにない。
この窮地に輪をかけて、3月16、17日にはエグゼクティブ2人が相次いで退任した。2015年から水面下で進んでいたプロダクトR&D硬直化、ジョグラフィカル対策の破綻が業績、人事の双方で表面化したのである。それに加えてadidasは追撃速度をさらに上げつつある。Nikeの2018年決算は予断を許さなくなってきた。

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Vans x Naked Sk8-Hi Pink and Mint



VansはNaked(Copenhagen,Denmark)とコラボレーションで Sk8-Hi  Pink and Mintの2足カプセルコレクションを3月19日発売した。アッパーはパテントレザーのウーブンパネルで、ヒールタブとトングーにはOff the Wall ロゴがプリントされている。カラーオプションはピンクとミントの2 styleで、価格(MSRP)は$168USDに設定されている。シューボックスはNakedのロゴ入りカスタムシューボックスで、購入者にはパステルピンクのガストバッグがプレゼントされる。

NakedはDenmarkのウイメンズスポーツウエアショップでCopenhagenとAarhusに2店舗を保有している。今回発売したカプセルコレクションは全く同じモデルを2026年9月に発売しており、今回は2回目のコラボレーションである。2足ともパステルトーンがパテントレザーのウーブン加工とマッチングしてエレガントなメイクアップに仕上がっている。今回も好評を集めるだろう。

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2018/03/22

Nike 2 executives leave the company


Mark Parker, Nike Chairman,President,CEO.

Nikeエグゼクティが相次いで退任した。Mark Parker CEOは3月15日、Trevor Edwards(ナイキブランド事業本部長)の退任を発表した。プレスリリースによるとリタイアが理由で、8月を目処に退任する。続いて16日にはJayme Martin(Nike 海外ビジネス統括副社長)の退任が明らかになった。Martinは先に退任したTrevor Edwardの直属スタッフで、Nikeブランドのウイメンズ、ランニング、トレーニング、バスケットボールの海外営業統括である。エグゼクティブ2人の連続退任は、業界とメディアに驚きをもって迎えられた。Nike社内でも衝撃を受けているのがプレスリリース内容で窺われる。
Trevor Howards, Nike brand presient had resigned his position
Nikeエグゼクティブの連続退任は過去にも例がある。2013年6月にCharlie Denson(Nikeブランド事業本部長)、7月にGary DeStefano(海外営業本部長)の大物2人が相次いで退任した。Densonは勤続34年の営業スペシャリスト、いっぽうDeStefanoは勤続31年の海外営業のヴェテランだった。Nikeはこの年にトップエグゼクティブ、中堅幹部の大規模な異動・刷新を断行している。今回退任したしたTrevor Edwardsこの時、Densonの後任としてNikeブランド新事業本部長に就任したエグゼクティブだった。
2013年と今回の退任劇は驚くほど似ている。 2013年はNikeブランドと北米市場売上のスローダウンが遠因になっていた。今回のEdwardsとMartinの退任も、遠因はNike成長スローダウンにある。
Nikeはすでに2012年をピークに、成長から成熟の時代に移行し始めていた。この段階で企業体質の改善が必要だったが、それが成功しないままに6年が過ぎてしまった。2016年から北米市場、その中核になっているバスケットシューズのスローダウンをカバーできなくなってきている。かつての輝かしい成長企業から、Nikeは滅びゆく恐竜になりつつある。Mark Parkerは2020年まで続投すると公表しているが、本当は2015年に後継者に道を譲るべきだった。そうすれば名経営者として歴史に名を残せただろう。

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2018/03/21

adidas x Parley NMD CS1 Primeknit


AdidashはParley(本部:New York)とのコラボレーションモデルNMD CS1 Primeknitを3月31日発売する。アッパーはParley Ocean Pasticのヤーンを使用したPrimeknitで、Boostソールとのコンストラクションである。アッパーにはブーティー形状のスリーブを搭載し、パネルはブルーとブラックのピンストライプのディティーリングである。medialのミッドフットにはハーフムーンとarticles noがデザインされいる。
Parleyはニューヨーク本拠の組織で、デザイナーのCyrill Gutschが創設したプラスチック廃棄物のリサイクル活動組織である。adidasはParleyと共同プロジェクトでocean plastic再生繊維を使用したシューズ開発を2015年にスタートし、2017年に100万足を発売したと発表している。

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adidas x Daniel Arsham Futurecraft 4D

2018/03/19

adidas Deerupt Runner


adidas OriginalsはDeeruptを北米市場で3月22日に発売する。テキスタイルアッパーにEVAミッドソールのコンストラクションで、素材自体はありふれたものを使用しているが、メイクアップは極めてフューチャーリスティックな外見になっていて、ハイパフォーマンスなランニングトレイナーと見紛うモデルである。

アッパーはリバースサンドイッチメッシュ素材をストレッチウエッブレイヤーで包んだパネルで、EVAミッドソールもウエッブラップをかけている。これがテキスタイルアッパーにEVAミッドソールというだけだったらどこにでも転がっているトレイナーだが、アッパーとミッドソールを網目状の ウエッブで包んだことで、斬新なスーパートレイナーに早変わりした。まったく手品見たいな手法だが、こういうことができるのがadidasの強みになっているのである。

初めて見たときはFuturecraftの最新モデルと思ったが、ごく普通のライフスタイルモデルで、価格(MSRP)も$100USDと低価格につけていて、最初からマスセールスを狙ったモデルである。3月14日に発表された2017年12月期決算は売上高212億1,8500万ユーロ(前期比14.8%増)、純利益13億5,400万ユーロ(同25.2%増)と絶好調だった。その強さはDeeruptのようなモデルがごく普通に出てくるところにある。今やadidasは無敵である。

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adidas x Invincible-Futurecraft 4D Sales