adidasはHarden Vol.1を2016年11月に発売した。Vol.1はPrimeknitアッパーとBoostミッドソールのコンストラクションで、トングーはブーティー形状に整形したWraparound tongue、安定性を補強するTPU midsole wrapを採用するなどパーツにも細心のこだわりを見せていた。Vol.2もアッパー素材のForgefiberにはTPUコーティングのファイバーを使用し、クォーターにカスタムレイシングシステムを搭載してデザインの一新を図っている。Derrick Roseではついに成功しなかったが、James Hardenではそこそこの成功を収めつつある。
発売がファーストデリバリー2月16日、セカンド３月13日なのは、言うまでもなくNCAA Basketball Tournamentに合わせているからである。今年のトーナメントではすでにUniversity of Miami、Arizona State、Mississippi State、Louisville、Indiana、Texas A&MなどがHarden Vol.2を着用している。まったく、ランニングトレイナーで成功したらバスケットシューズまで好調になるとは思わなかった。adidasは万事めでたしめでたしになってきた。
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