NikeはAir Max 270 Dusty Cactusを3月22日発売した。2月2日に発売されたメイクオーバーのカラー追加モデルで、今回は5 styleが投入された。アッパーはメッシュとシンセティックレザーの複合パネル、ミッドソールは270° Air unitを搭載している。ヒールにはAir Max 270 の特徴になっているPlastic heel counterを搭載し、レーシングはAsymmetrical lacingを採用して同モデルのアッパーを一際ユニークに見せている。カラーオプションは同時期に5 styleがリリースされているが、1993年発売のオリジナルカラーMentholに近いWhite/Black/Dusty Cactusの人気が高い。価格(MSRP)は$120USDに設定されていて、明らかにマスセールスを狙ったモデルである。
Air Max 270 は1993年に開発された当時最大のAir unit 270° を搭載して市場投入されたモデルだった。開発は1991年発売のAir Max 180と1993年発売のAir Max 93 のアイディアを受け継いで開発された。このため開発段階で名称もAir Max 180+93=273、これを単純化してAir Max 270とネーミングされた。
当時Nikeのランニングシューズ開発は80年代のトラディショナルランナーから90年代のハイテクランナーに飛躍する過渡期で、その副産物としてパフォーマンスモデルからスピンオフしたライフスタイルモデルが登場し始めていた。Air Max 270はその先駆的モデルで、スポーツパフォーマンスとレトロスタイルをフューチャーさせたHybrid モデルだった。このためAir Max 270にはパフォーマンスモデルには過剰と思われるMaximam Air Cushoningや、アッパーをエキセントリックに見せるAsymmetrical lacing、さらに長時間着用に対応するためにAir Huaracheのフィッティングシステムを盛り込んでストリートユースに適したフォーミュラを開発したのである。
25年ぶりのAir Max 270 メイクオーバーは2017年10月にBeavertonでお披露目され、2月2日にファーストデリバリーが供給された。3月22日発売されたセカンドデリバリーでは、1993年発売のオリジナルカラーMentholのメイクオーバーモデルAir Max 270 Dusty Cactusが最も人気を集めている。Air Max 270 はAir VaportMaxに次ぐ2018年Nike期待モデルで、この販売如何でNikeの業績も左右しかねない重要モデルである。
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