2018/03/16

Nike Air Zoom Mariah Flyknit Racer Pratinum


NikeはAir Zoom Mariah Flyknit Racer Platinumを3月4日に発売した。Flyknitアッパーのbootieスタイルコンストラクションで、ミッドソールにはZoom Airクッショニングを履いている。Air Zoom Mariah Flyknitは発売から36年ぶりの2017年6月に、Flyknitを搭載した近代化モデルとして再登場し、今回はそのカラー追加バージョンとして発売された。カラーオプションは8 styleが発売されているが、Platinumは春らしいクリーンカットなホワイトをまとって、8styleのなかで最もノーブルでエレガントなモデルに仕上がっている。価格(MSRP)は$150 USDに設定されている。
Air Mariahは1981年にリリースされたランニングトレイナーで、Tailwingに次いで2番目にAir unitを搭載したモデルである。初代モデルはシリアスランナー向けにフルレンクスのAir unitを搭載して、当時としては最先端のハイテクランナーだった。
1988年にはオリジナルと同一のカラーオプションのメイクオーバーが発売され、この復刻モデルをベースに1991年にAir IcarusとAir180が開発された。当時のNikeは1987年から総力をあげてランニングモデル強化を進めていて、Air Mariah復刻モデルは丁度ランニングモデル全盛期に再登場したのである。
Nikeは今年に入ってからAir Span、Tanjun、Outburstなどのヴィンテージモデルを矢継ぎ早に市場投入してきた。これらのモデルはいずれもレトロスタイルのままで発売されてきたが、Air MariahはFlyknitを搭載し、別格の扱いを受けている。この点を見ても、Air Mariahが単なるレトロモデルではないことがわかる。Air MariahはAir Maxに比較すると地味にみられがちだが、Nike初期ランナーの系譜を引く正統派モデルで、Flyknit搭載もレトロモデルの中では最も早くFlyknitを搭載した正統派Hybridモデルなのである。

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